隠しカップリングトーク・おまけ〜残り大放出〜

 注意。このページには男同士の恋愛についての話が含まれています。
 なのでこのページについての話は掲示板に書きこまず、拍手かメールでお願いいたします。当サイトでは基本的に男×男話はあからさまにしない方針でやっておりますので。

 はーい、みなさんこんなくだらん(しかもどマイナーな)トークに付き合ってくださってありがとうございましたー。
 今回でいよいよホモカプトークラストです。予告通り、自分が好きなカップリングの残りをざっと、そうあくまでざっとしゃべくっていきたいと思います、が……。
 はじめに申し上げておきますが、はっきり言って長いです。数が多いので当然と言えば当然なんですが。常時接続でない方は接続を切って読むことをお勧めします。
 実を言うと自分が好きなホモカプはこれで全部というわけではないんですが、『もしこのカップリングがカタログに書いてあったらとりあえずチェックする』というくらい好きなカップリングはほとんど集めました。
 まー好き勝手なこと書いてますが、アレな奴の戯言と思って流してくださいませ。
 しかし楽しいですね、やっぱ。こういうふうに自分の好きなものを語るというのは。
 これからもたまにそういう関係の話をしゃべくっていくかもしれません。その時は気が向いたら付き合ってやってくださいませ。
 語っているカップリングは以下の通り。クリックすれば飛べるようになっております。ちなみに順番は自分の愛の大小とはまったく関係ありません。
『ピノッチアのみる夢』マスター×ランパート 『超人ロック』ハント×ロック
『デジモンアドベンチャー02』大輔(ほぼ)総受 『悠久幻想曲』主人公×ピート
『クレヨンしんちゃん』しんのすけ×風間くん 『ダイの大冒険』ダイ×ポップ
『ヒカルの碁』伊角×和谷 『サクラ大戦』大神受
『私立ジャスティス学園』伐×EDITキャラ(リバ) 『サイキックフォース』バーン×エミリオ
『屍鬼』徹×夏野 『今夜は眠れない』島崎×緒方
『狩野俊介シリーズ』俊介受 『ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師』恭一郎×十助
『陽炎ノスタルジア』不知火×一馬 『爆走兄弟Let's&Go!』豪×烈(リバ)

『ピノッチアのみる夢』マスター×ランパート

 はい、隠しじゃない小説で扱っているピノッチアですが……読んでみればもろバレだと思いますが、自分はマスター×ランパートです。ホモカップリングなんです、すいません。
 説明書を見た時からランパートに一目惚れし、マスターを選んで上手い具合にランパートになれました。最初は戸惑いましたが、育て方のコツを攻略サイトで知ってからはどんどん進み、一発でランパートのベストEDへ。そりゃもう思いきり堪能させていただきましたとも。夏祭り、城で一緒にダンス、とどめに『大好きだぜ、マスター』ですからねー。小説で扱ってるくらいですから思い入れありますとも。
 でもねー、これ二次創作が全然収穫なかったんですよー。同人誌は見たことすらないし、サイトを巡ってはみるもののどこもノーマル、それもレディが主人公の少女小説系サイトばっかでねー。ホモなんてかけらもなし。あまりの寂しさに企画に乗ってランパート×レディ小説書いちゃったくらいですよ(笑うところ)。
 しかもランパートはあんまり人気がなくて、クラレンスが一番人気だったような……確かにあの電波っぷりははたで見てる分には面白いけど……。
 でもね、これ自分の好みとか抜きにしても、同性のピノッチアを落とした方が楽しいと思うんですけどねー。女子ピノッチアもレディで落とした方が感じいいもん。なんつーか、赤ん坊の頃から育ててきた存在に(家族愛を忘れて)ホイホイ恋心を抱く、というのが(異性だとそうなっちゃうでしょ?)なんとなく不自然というか、違和感なのですよ。
 同性だとあくまで家族って感じだから、赤ん坊から育ててきた子がこんなに立派に……! って感慨を素直に味わうことができるんですね。第一自然だし。親子にして家族にして親友、という関係を築くことができるんですよ。
 恋愛を求めてる人にはアレですが……子育てや子供とのコミュニケーションを純粋に楽しみたい、と思うなら自分は同性落としを推奨します。少なくともショタな人にはそっちがお勧め。

『超人ロック』ハント×ロック

 超人ロックです。自分好きなんですよー、古本屋ででかいコミックス纏め買いしましたもん。
 ロックでのカップリングは自分はきっぱりハント×ロックです。
 解説しますとですね、ロックはすごーくハント先生が好きだと思うんですねー。気に入ってると思うんですよ。ハント先生のところで働いてる頃になると、ロックはもう枯れちゃったというかほとんど老人か仙人のような心境になってしまっていて(悟りを開いた)、初期の頃の自分が受け入れられなくて寂しいとか不死者の孤独とかいう悩みを捨てちゃってる感じなんですが。自分は永遠に孤独だろうし、超能力者が完全に受け入れられることもないだろうけど、少しでも不幸な人々を減らす為に自分は戦うのだ――とか思ってそうで。
 そんな割りきっちゃった時に、自分と同じ永遠を生きる人が側にいてくれて、自分の力受け入れてくれて、どこにも行くなって言ってくれたことがものすごく嬉しかっただろうと思うんです。もうちょっと早く会えたら、とか思わないでもなかっただろうけど。
 だからハント先生のことが好きで一緒にいられるのが嬉しくて(老人のような穏やかな嬉しさなんですがね)。いい人だなぁ、と思ってて。先生のためなら結構なんでもやる気になっちゃってて。
 だからね、ハント先生が女がいなくて溜まってたりしたら、『なんでしたら女になってお相手しましょうか?』ぐらいのことは言うと思うんですよ。さらりと。なにせ齢千年越えてますからね、そっちの方のこだわりなんてなくなっちゃってるんですよ。女として数十年生きてたこともあるわけですしね。
 ハント先生の反応としては……先生は基本的にノンケなので男を抱くという発想そのものが欠如してるんですよ。だからまず絶句。それから説明されて、どんな美人にもなれるっていうならお得かも、とちらっと思ったりするんですが根本的にモラリストな先生は『それはまずいだろ。第一お前に失礼だ』とか言っちゃったりして。
 ロックはこの人は本当にお人よしだな、とほとんど父のような気持ちでふっと笑ってみちゃったりして。お互い大切でパートナーとしては一番ぴったりなのに、そういういつまで経っても(それこそ数百年経っても……)進展のないカップルです。

『デジモンアドベンチャー02』大輔(ほぼ)総受

 太大でタケ大で賢大でヤマ大。完全に総受じゃないのは光子郎はんは太一さんが好きで、丈さんがノンケだから。伊織も年齢的に除外。
 太一先輩のことはもちろん大好きで、タケルの底知れぬ愛情も拒みきれず、賢ちゃんは大切な親友で、ヤマトさんのこともかっこいいと思ってて――で、誰の求愛を断ることもできず四人の心を惑わし続けてしまう君はいたずらなエトランゼ。太陽のせいだ。(話が違います)
 そして小学生中学生の間は他の男どもには普通に元気な奴、くらいの認識しかされてなかったのに中三くらいからその総受オーラが花開いて他の男どもにも効くようになりはじめ、友達と思ってた奴に告白されたり押し倒されたり、全然知らない奴(男)にラブレター渡されたりつけまわされたりするように。元から大輔のことが好きだった四人は気が気じゃない。
 考えた末高校には行かずアメリカにラーメンの修業に旅立つ。四人と距離を置いて考えるためにも。四人と順々に別れを惜しんでその度に可愛がられたり。
 アメリカでももちろん方々の男に迫られるも、愛する人(達)のために貞操は守る(と言っても大輔は小学生で既にバックバージンを失っているんですが)。四人もしょっちゅうアメリカに会いに来る。
 で、紆余曲折の末結局大輔はラーメン屋の師匠の娘と結婚してしまい、太一先輩はショックのあまり結婚が遅れ、タケルは荒れまくって適当な女とできちゃった結婚の末子供だけ引きとってさっさと離婚、賢ちゃんは京に慰められているうちに愛が芽生え、ヤマトは慰めてくれる都合のいい女(空)と結婚しましたとさ。
 ……でも大輔の総受オーラは大人になっても全開で、ラーメン屋になったら後援者志望の大金持ちが引きも切らず、店は腕と魅力があいまって大繁盛、チェーン店の社長になったら大輔に惚れこみ大輔のためなら命も賭ける部下がうじゃうじゃでき……で、それを見て(大輔が他の男のものになるのが)耐えられなくなった四人は結局また大輔と復縁するのでした(同性愛の不倫の上4人と同時進行……)。
 ……すげえ人生だな、大輔。
 とにかくそれくらい大輔は(少なくとも一部の人たちには)強烈なオーラを放つ総受くんだと言うことです。自分的にキング・オブ・総受。その血を受け継いだ大輔息子の将来が心配です。

『悠久幻想曲』主人公×ピート

 これは自分のカップリングの中ではかなりメジャーですね。今でも根強い人気を持つピート(コミケにまだサークルがあるし、ピートサイトも存在している)。それとカップリングするなら普通は主人公しか考えられません。なんつったって『……俺のこと好き?』ですもん。
 とにかくピートが可愛いカップリングです。14歳とはとても思えん天然純粋元気爆発少年振りと大谷育江さんの超キュートなボイスがあいまって世の人々の(主にショタの……)心を掴んだのでしょう。
 ですが、自分はソフトが発売されてすぐ買ってすぐにピートにハマったのですが、その当初はも〜まったくと言っていいほど同人誌がなかったです。コミケで悠久スペースをローラー作戦やっても一冊も見つからなかった。
 本が出始めたのはソフトの発売後、かなり経ってからですよ。でも、そのせいか逆にみなさん息が長く(数年経ってから新しく入ってきたサークルさんもいたりして)自分も今ではかなりの量の同人誌を持っています。……18禁も数冊……。今でも新作を楽しみにしているサイトさんもいる、かなり息の長いカップリングです。

『クレヨンしんちゃん』しんのすけ×風間くん

 これも隠してない小説で扱ってるんですが、自分はしんのすけ×風間くんなんです。
 ……つってもこれは原作からして行為に及んでますからねえ。耳に息フーされたり耳たぶ噛まれたりディープキスまでかましてますもん。そういうふうにあからさまにかましてくれてるから、同人的にどマイナーなああいう作品でも数冊同人誌が存在してくれたりするんですが。
 ただ、自分的なこのカップリングの特徴としては……まず、惚れてるのは風間くんの方です(きっぱり)。どの同人誌を読んでもとにかくしんのすけが押せ押せでしたが(まあそれもわかりますけどね)自分的には違うの。
 しんのすけの風間くんに対する気持ちはですねー……前に、風間くんを見て『おー大親友の風間くん』と呼ぶ話があったんですが、まさにそれだと思うんです。しんのすけは仲間みんなを大親友だと思ってます。
 というか、しんのすけは異常なまでに(それこそ常人には計り知れないほど)器がでかいので、出会った人みんなをかーるく懐に入れちゃうんですよ。ほとんど人類愛的な深い愛情を会った人みんなに降り注いでくれるの。……ただそれが相手には全然伝わってない(っつか、むしろ迷惑がられてる)ところに彼の問題があるんですが。
 そんな中でも風間くん達友達は特に大切な親友。じゃあ風間くんに対するあの態度はなんなのか? というと……親愛の表現です(きっぱり)。しんのすけ的にはキスも耳責めも大親友に対する親愛の表現。恋愛感情はありません。
 でも風間くんはそうじゃない。ファーストキスも初めての快楽もしんのすけに与えられて、『もしかして……まさかとは思うけど、こいつ僕のこと好きだったりするのか?』とか思ってる。
 もちろん最初は『冗談じゃない!』って拒否する気まんまんなんですけど、はじめて女の子と付き合ってキスとかして、愕然とするんですよ。『しんのすけと比べたらちっとも気持ちよくない……!』って。しんのすけの超絶技巧をたっぷり味わった風間くんはしんのすけ以外に反応しない体になっちゃったんです。
 もちろん深層心理ではとっくに恋は始まっているのですが、表層意識ではまだ風間くんはそんなばかなと必死に否定してじたばたします。でもそれからしんのすけのことが気になってしかたなくなって。いつも目で追ったり、なんの気なしに触れられた手にも反応するようになっちゃったりして。勉強も手につかなくなって、もういっぱいいっぱいになって、しんのすけにその気持ちをぶつけます。
 『僕をこんな体にしやがって……責任取れよ……!』とかね。で、異常なまでに器のでかいしんのすけは、あっさり『ほい』と言って風間くんの気持ちを受け入れてしまうんですね〜。
 でもかといってしんのすけの風間くんに対する態度が変わるかというと全然そんなことはなく、綺麗なお姉さんを見れば『あは〜』と言って追いかけたりするのも変わりません。だからもう風間くんはやきもきしまくり、嫉妬しまくりなんですが、自分を好きな人の気持ちをすごく大切にするしんのすけは風間くんが傷つきそうになるぎりぎりのところでうま〜くフォローを入れるんですね。それが天然だというところが彼の恐ろしいところです。そんなことをされるからついついほだされて、風間くんは怒りまくりながらもしんのすけから離れられなくなってしまうんですね〜。
 なんというか今と変わらず、一方的に風間くんに分が悪い関係ですが、しんのすけに会ったのが不運と思って彼には諦めてもらいましょう。

『ダイの大冒険』ダイ×ポップ

 同人誌に影響されてハマったカップリングです。
 自分はジャンプ連載当時はまだ同人という言葉すら知らなかったりしたので、純粋に楽しんでて、すっごく面白いと思ってて、特にダイとポップが仲いいのが好きだなーと思ってたりしたんですが(その頃からホモスキーの萌芽はあったんですね)、同人に入ってダイ大で見る本見る本みんなダイ×ポップなので影響されやすい自分はダイ×ポップになりました。
 でも、これに関してはほとんど原作に尽きてしまうと思うんですよ。冒険を始めた時から一緒にいて、最後落ちてきたダイを助けるのはポップなんですもん。ダイが一番落ち込んだ時にはポップが浮上させてあげて、ダイの失った記憶を取り戻させるのもポップで。そして何よりクライマックスの『最高の友達……ポップ……!』ですよ。『君に会えて……良かった!』ですよ。なんつーかこの二人に関しては本当、原作が至上って気がします。
 でも同人も好き。ポップに淫行を働くダイを見るの好き。自分はこの二人はセットで好きなんで最初はどっちがどっちって考えたことなかったんですが、ある本で『なぜダイ×ポップかというとダイは世界の中心だから! みんなの太陽だから! ポップがダイの上になることはありえんのじゃ! あんなに不幸なダイをこれ以上苦しめることは許されん!』と書いてあって、なるほどーと納得しました。
 最終回後のダイ帰還後の話が好きですね。ダイとレオナが結婚とかしちゃってても全然オッケー、子供作るのもむしろ推奨です。そういうところで付き合ってないですからね、この二人は。 

『ヒカルの碁』伊角×和谷

 わりと王道です。前にも言いましたが自分思考回路は王道なんです。
 もともと自分はヒカルの碁自体がすごく作品として面白いと思ってて(キャラが大切にされてると思う。おいしいキャラが出てはあっさり消えていくので文句を言われることも多いほった先生ですが、キャラを愛するのももちろんいいけどその前に作品そのものを楽しんでほしいと思うんですよね、自分としては)、キャラもおいしいので同人誌買ったりしてたんです(カガツツとか)。
 そんで買った同人誌とか見たサイトとかに影響されて、いつのまにかヒカルの碁本命カップリングになっていたのがスミワヤ。好きな点もわりと一般的に、二人が仲良しで伊角さんがヘタレで和谷がかわいかっこよくて、って感じです。
 最初は和谷本命だったんですがいつのまにか伊角さんファンになってました。たぶんサイトを巡っているうちに伊角さんの魅力を語ったサイトに影響されたんだと思います(多かったから……影響受けやすいなあ我ながら)。
 まずヒカルの碁は作品の面白さありき、なので(自分的に)感想とかを読むのが一番好きですね。

『サクラ大戦』大神受

 自分にしては珍しく少年キャラの絡まないカップリング(カップリングって言っていいのか?)です。
 2になって加山という攻が出たせいで一気に市民権を得たジャンルですが、甘い甘い。はっきり言って自分は1の時からこいつは受だ! と思ってましたよ。
 最初は別になんとも思ってなかったんですが、顔が好みだったのと真面目で一本気な性格と、陶山章央ボイスにいつのまにかやられてました。
 普段のAVGモードでは声が出ないので、戦闘シーンで大神さんが出す声を心待ちにしてる自分に気づいた時、『自分大神に惚れてる!?』と自覚しましたね。大神さんのおかげで今でも一番好きな男性声優は陶山さんです(かっぺーちゃんは別格。あの人は自分的に神″)。
 何周もして隊員全員を落とそうとするととんでもねー節操無しに見えるところとか、すぐ状況に流されるところとか、広井王子のせいで絶対正義の信奉者になってしまったところとか、気に入らないところも多々あるんですが……しょうがないです、惚れちゃったんだもん。かっこいいんだもん。りりしいんだもん。映画おいしいところで登場してくれて嬉しかったもん(さくらに食われてたのは気にくわんが……)。
 自分は大神単体で好きなので、加山×大神は別にイチオシというわけではありません。もちろん好きですが。ラブラブしてるところ見るの楽しいですが。
 むしろ1の攻が誰もいないところで大神に強烈な受属性を感じてしまった自分としては、敵キャラに凌辱させたり(金剛×大神とか)不特定多数にマワさせたりとか(士官学校時代とかありえるシチュエーションでしょ)したい心持ち。エロまっしぐらなカップリングです。
 自分的イチオシカップリングは士官学校の先輩×大神です。大正浪漫……。

『私立ジャスティス学園』伐×EDITキャラ(リバ)

 ジャス学で自分が好きなのは伐と将馬。将馬は男性向けエロまっしぐらなキャラですが(そういう本持ってるし)伐は普通にカップリングで愛でたい気持ち。将馬は犯しまくりたいのですが、伐は保護欲をそそられるというか……。
 ですが普通伐をカップリングに入れる時に相手になる恭介に、自分はどうも馴染めませんでした。読む分には平気なのですが、頭の中で妄想する時に楽しくないのです。
 自分は眼鏡キャラは基本的に守備範囲外みたいなんですよね、なぜか(あと男のロンゲも)。少年は例外ですが。
 誰もカップリングするキャラがいない。そういう時自分はオリキャラを登場させます(脳内で)。
 上手い具合に、ジャス学(コンシュマー)には『熱血青春日記』がある。あれで出てきたEDITキャラを伐の相手にあてがっても誰も文句は言えまい! っつーか伐を落とせばそれができる!
 まあ一作目は同性落としの法則を知らなかったので苦労しましたが(サークルさんに情報教えてもらってやっと)自分は伐を楽しく落としました。
 それで脳内妄想時の設定も固まりました。まずEDITキャラは演劇部所属のちょっと内気な少年。元気なガキ大将に憧れる傾向がある。
 だから伐はもろ好み。入学式で一目惚れして、友達になれたことに感激し、最初はおずおずと、次第に積極的に伐を追っかけるようになる。
 そして設定通り伐を愛している恭介と、激しいバトルを繰り広げることになるわけです。初期好感度は圧倒的に負けている恭介に対し、EDITは意地っ張りな恭介にはできないストレートな甘やかし&甘え作戦で対抗。宿題手伝ってくれーとか掃除当番変わってくれーとか言う伐に、『しょうがないなあ』と笑ってオッケーして好感度を上げるわけですね。そしてある程度好感度が上がったら、おずおずと『僕に格闘技教えてくれない……?』とおねだりします。『僕も、伐の隣に立てるくらい強くなりたいんだ……』と上目遣いのウルウル目で見つめられて、騙されやすい伐の保護欲はうなぎ上り!
 伐に警戒されないよう、自然にじわじわと一緒にいる時間を増やしていき、いつしか二人は一緒にいるのが当たり前の状態に。EDITの格闘技の腕前も上達し(気合弾の撃ち方とか教えてもらったりして)お互いの家にも上がり込んだりするようになります。
 そこに熱血青春日記伐イベント三連打。伐のせいで不良に絡まれたEDITを助けて、『気にしないでいいよ、僕が伐の側にいたいからいるんだから』と殺し文句をかまされ、二人の心はラブラブに。
 クリスマスは伐とツリーを見上げ、初詣は伐と恋愛神社へ行き、バレンタインには伐にチョコレートを貰い(EDITもあげます。もちろん)……三学期の終業式、一年かけてEDITは伐のハートをゲットし、恭介に打ち勝ったのでした。
 で、なんで伐が先に表記されるかというと、初エッチで攻めるのは伐だから。このEDITは受けるのも好きなので、伐の男としての矜持を刺激しないよう最初は伐に攻めさせるんです。リードするのはEDITなんですが。
 もちろん最終的には伐のバックもおいしくいただかせてもらうわけですがね、ふふふ……。
 はっきり言って『誰もいねぇ!』っつか自分専用みたいなカップリングですが、まあいいか。でも伐とEDITキャラ男子が普通に仲良くしてる本、一冊くらいあったっていいと思うんだけどな……。

『サイキックフォース』バーン×エミリオ

 自分はエミリオみたいな内気で自虐的なマイナス思考少年はそれほど好みというわけではありません。ビジュアルも、自分的にはイマイチです。あの髪型どうも馴染めません。
 でもいつのまにか好きになってました。高山みなみ声で『どうして、僕をそっとしておいてくれないんだ』とか言われたせいでしょうか。それとも単に自分がショタだから?
 そしてエミリオと組ませるなら自分は絶対的にバーンです。兄貴分×少年スキーの血が騒ぐからです。バーンのキャラ自体かなり好きだし(あの髪型面白いし)。エミリオを幸せにできるのはバーンのようなプラス思考野郎でしょう。
 しかしこのカップリング、サイフォの中ではどマイナーだったようで、自分も完全にバーン×エミリオな本は一冊しか持ってません。何年も探して、ようやく一冊です。やっぱみんなバーンはキースって思ってんのかなぁ……。
 しかしサイフォ2でエミリオは変わり果てた姿を見せてくれましたが……自分、はっきりいってあのエミリオ大っ好きです。俗に言う白エミ?
 だってかっこいーじゃんよー! なんて素敵なキチ○イっぷり。勝った時の『変なかっこォ……あっはっははは』を聞いた時はもうゾクゾクー! としましたね。高山みなみ節全開!
 『痛いなぁ……痛いよ』だの『あっはっは……アーッハッハッハー!』だのもううっとり。ステキー! とか声援送ってしまいそうです。高山みなみファンのみならず、あれは一聴の価値ある声ですよ! 高山みなみさま天才!

『屍鬼』徹×夏野

 屍鬼です。小野不由美先生のあの異常なまでに分厚い本。自分は徹夜して一日半かけて一気に読みきってしまいました。ついつい止まらなくって……。疲れたけど。
 この徹×夏野は読む前からインプリされていたカップリングです。あるサークルさんのペーパーで、『この作品には徹×夏野というナイスなカップリングがある』と知っていた。
 それで自分は作中でも夏野と徹を追う気まんまんで読み始めたのですが……。
 自分、夏野の第一印象最悪でした。そしてその印象の悪さは読み進めるごとに強くなっていきました。
 なんつーかいちいち言うことにトゲがありすぎんだもん。そりゃ確かに筋は通ってるけどさ。もうちょっと人の感情慮ってくれてもいいんじゃない? でも正しくて反論できないからよけいにムカつく。くそー、くそーと思いながら、それでも(ショタの血のせいで……)夏野を見限れず、しつこく夏野と徹の会話を追っていました。
 そしたら。徹がああなって。夏野、もっと感情を表してくれてもいいんじゃないかと思ったけど。そしてさらに徹があんなことして。夏野が泣きながら徹に抱きついて。そんで結局徹も泣きながらああして。夏野はああなって……。
 ………切ねぇぇぇぇ! ちくしょーめちゃめちゃ可哀想じゃんかよー! ハマっちまったよくそう、夏野ムカついてしょうがなかったのにー! でもあんなストーリー展開されたんじゃとても憎めないよー! くそうコミケでは徹×夏野本探しまくってやるー(どういう結論? でもこれが自分なりの愛の表し方なので……)!
 ……結局、夏野にあんなにムカついていたのにも関わらず、当初の予定通り徹×夏野にハマりまくってしまいました。なんつーか、小野先生の思うツボ? でもいい。徹×夏野の二次創作読んでこのやるせない思いを何とかしたい。
 そんなわけで、自分は徹×夏野をカタログチェックの際チェックするカップリングの一つに加えたのでした。今でも夏野の性格にはムカついてるのですが、憎みきれないろくでなしなのです。
 本編がアレなので、二次創作では幸せにいちゃついてる二人を見るのが好きです。夏野の反抗を徹ちゃんが大人な包容力で包みこんでくれるの。あんまりないですけどね、そういう本……。

『今夜は眠れない』島崎×緒方

 宮部みゆき先生の作品です。自分は宮部先生の作品が、特にそこに出てくる少年キャラがも〜大好きで(みんななんていい子なの!? 健気すぎるよー。宮部作品の少年の魅力は方々で言われてますけど。宮部先生は絶対少年好きだと思う)、どの子も可愛くてしょうがないんですが。宮部先生の文章って上手いよなあ……読んでて心地いいもん。
 『魔術はささやく』の守×宮下とか好きですね。宮下の描写がすげえ。『女生徒が羨ましがるようなすべすべの頬』だの『あねごに見習わせたいようなはにかみ方』だの。仲良くしてるとこみるのすげえ楽しかった。
 『ステップ・ファーザー・ステップ』のお父さん&双子もサイコー。最後には双子が大好きになってるお父さん可愛い。不安をはらんだ擬似親子関係、でも本当に家族のような三人。素敵……。
 ノーマルではなんつっても『パーフェクト・ブルー』の進也×糸子で決まり。この二人には絶対将来結婚していただきたい。二作目であんまり進展が見られなかったのが悲しいが……っつか、ニ作目もうちょっと進也活躍さしてよ。
 他にも題名は失念してしまいましたが(図書館で借りて読んだの)江戸時代捜査もので出てくる日道少年とか、『龍は眠る』の慎司とか、ピンでも可愛がりたい少年がいっぱい。いやホント、ショタには非常においしい作家さんですわ。
 で、なんでそんな中でなんで島崎×緒方なのかというと……宮部作品では唯一二次創作のあるカップリングだからです。世間にひよったの……ゴメンナサイ……。
 同人界ではホントマイナーなんですよ、宮部作品って。あんなに面白いのに。可愛い少年いっぱい出てくるのに。シリーズものが少ないせいかもとは聞いたことがありますが。
 ギャグとかほのぼのとかは結構数持ってますが(つってもそのほとんどは同じサークルさん。何年も馴染みのサークルさんがいるの)カップリング(っぽいものを匂わせている)二次創作はこの島崎と緒方のみ。逆のカップリングもあるんだけど、数少ない同人誌の中では島崎×緒方っぽいものの方が多かった。
 確かに原作でもこの二人はかなり青春&友情してますからねー。緒方の島崎に対するコンプレックスとか、島崎の緒方をすごく大切に思ってる気持ちとかがも〜青春じゃああ! と絶叫したくなるほど若々しくて。
 恋愛にしちゃうのがもったいないというか、この二人は純粋な友情が非常にイイんですが……まあ、一生付き合っていくのは間違いなしということで。

『狩野俊介シリーズ』俊介受

 最初読んだ時に、怒涛のようにはまりこみました。
 イラストで可愛い! と思った俊介くん。そのいい子振りに感心し、健気な言動にぐっと来て、おずおずとしたはにかみ具合に落とされました。
 この子いい子だなあ、可愛いなあ、幸せにしてあげたいなあと思いながら読み進めていったのですが……語り手にして俊介くんの保護者となる野上氏。自分は彼の対応が不満でしょうがありませんでした。
 確かに大人として常識的な反応ではあるかもしれない。でも、でもなあ! もっと可愛がれよ! 甘やかせよ! こんな小さな子が大人に混じって頑張って犯罪捜査してるんだぞ、応援してやれよ!
 だから自分が野上だったらこうする! というのを脳内で文章にしながら読み進めていくと、これがハマるハマる。本編を読むよりもそっちの方に集中してしまいました。
 野上氏はそれからも株を下げるようなことをやらかしまくり。俊介くんを寒空に待たせたまま忘れて飲みに行くし、俊介くんが危険な目に合ってもなんにもできずにオロオロしてるだけだし。
 ラストの対応も不満大爆発だったので、自分の脳内妄想は全開、ひたすら俊介くんを可愛がりまくりました。その文章は今だ(当時メモっておいたので)残ってますが、あまりの恥ずかしさに人には見せられません。っつかしらふで言える台詞じゃない。
 今となっては我ながら、アレなことをしたなあと思ってます。野上さんの対応が良識ある大人としては普通だよね……。

『ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師』恭一郎×十助

 書くかどうか迷ったんですが、もし万一このカップリングの本があったら自分は買うこと間違いなしなので一応書いておきます。
 自分のブギーポップでの本命カップリングは竹泡です。竹田×ブギーね。ブギーでは最もメジャーなカップリングでしょう。本結構持ってるし。竹田くんとブギーの心の交流が大好きなのです。いつかこの二人が再会するのが楽しみでしょうがない。
 で、ブギーの二次創作でホモといえばフォルテとユージンなんですが(自分もこの二人好きですが)自分が読んでピシー! ときたのは寺月恭一郎×軌川十助なんです。ブギーのホモなら自分は絶対この二人。
 まず、なんといっても最初に会った時の恭一郎の『綺麗な顔をしているな』。あんたそれ口説き文句のようよ。その後の十助に対する対応もなんか自分にはやたらホモくさく見えました。ひたすらおこちゃまで無邪気な十助を子供扱いしたりからかったりせず、恭一郎特有の飄々としながらも真剣な対応で包みこむように応対する。
 十助の『じゃあいてくれよ。恭一郎がいなくなると僕としては寂しい』『僕はみんなに食べさせるアイスを作っていても、恭一郎に一番に食べてほしいね』と無邪気に恭一郎を慕う十助に、からかいもせず『光栄だね』。そして別れ際のあの台詞……。恭一郎お前実は結構十助のこと大切に思ってるな!? と思いました。
 はっきり言って二人とも別にお互いが唯一の相手というわけでもないんです。十助は玲のことが好きになるし、恭一郎は他にも女とヤりまくってるし。
 でも恭一郎は結構十助のことを可愛がってくれてるみたいなので、無邪気な十助に性の手ほどきをしても全然おかしくないですよね。つかしてほしい。そんなに絶愛! というカップリングではないですが、ふと交差した人生の中で、お互いちょっと相手のことが好きなので体をつなぐ……そんな感じのカップリングです。

『陽炎ノスタルジア』不知火×一馬

 第一回の凌辱され男に触れられるのを恐れるようになった一馬を救ってあげたくて思いついたカップリングです。
 不知火の優しさで一馬のトラウマを癒していってあげてほしいと思ったのですが……一馬はそれからどんどん不知火命な不知火を追いかけまくる人になっていき、トラウマはほとんど忘却の彼方。逆に不知火はもうほとんどヒロインのような扱いを受け、どんどん自らを追いこんでいきます。
 だからあんまり意味がないというか、今となってはむしろ逆? なカップリングなのですが、一馬に対する愛ゆえに、それでも自分は不知火×一馬です。

『爆走兄弟Let’s&Go!』豪×烈(リバ)

 自分にしては本当に珍しいことに、王道中の王道にハマりました。
 最初は豪×烈で、やがて豪の可愛さと池澤春奈ボイスに落とされて豪受、烈×豪に。結局リバに落ちつきました。
 王道中の王道と言うだけあって同人誌も自分にしてはすごいことにもうおなかいっぱい、というほど手に入りまくったので、今ではすっかり落ちついています。

みなさん、お疲れさまでした〜!

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