舞踏少年裏話そのに〜舞

 またも見に来てくださってありがとうございます〜。感謝感激雨あられ。
 舞踏少年裏話そのにはいわくつきのヒロイン、芝村舞嬢の話です。あんまりおかしな話にはなってないと思いますが……。

 舞ちんははっきり言って書きにくさbPです。なぜなら自分は正直言って芝村的キャラクターというのを完全には掴めていないから。
 普段脊髄反射でものを書いてる人間には芝村らしさ≠きちんと描くというのはかなり難しいです。あのゲームの不遜にして有能、傲慢にして天才、憎まれながら人々を守ることを自明とするキャラクターがすんげー魅力的なだけに、迂闊なことを書いたら舞というキャラクターの魅力も台無しになってしまう気がして。
 第一自分はゲームの舞が大好きなので、あのキャラクターをあんまり崩したくはないんですよね。それでいて恋バナのヒロインとして女の子させねばならない。そこらへんのバランスが一番難しいです。
 ……え? 速水はああも崩してるくせにって? 速水はいいんです、あれはあれで自分なりに納得してるし、第一、どうせ速水だし。(速水ファンのみなさんすいませんすいません……)

 舞は裏表がないキャラクターなので、裏話と言えるほどの裏話は実はありません。考えてることも行動もかなり分かりやすいと思います。
 話のまんま、滝川がよくわからなくて、滝川に興味を持って、告白されて付き合い始めてなんじゃかんじゃ、と読んでくだされば。
 まあ読んでくださればわかると思いますが、舞が本格的に滝川に惚れるのは滝川が速水に攻撃されるようになってから。それまでは滝川に告白されて気持ちが盛り上がってるだけ、というのはちょっと言いすぎですが。
 それまで気づかないうちに心の底で育っていた恋心が原の言葉をきっかけにして一気に開花したって感じでしょうかね。
 さて、では舞が滝川のどこに惚れたかと言いますと……別にどこ、とはっきり言えるほどのところはありません。言ってしまえばお互い提案を繰り返して感情値が上がったから惚れただけです(笑い)。
 強いて言うならば滝川が弱いなりに頑張ってるところとか、傷にそっと軟膏を塗りつけるような人への労わりかた、優しさとかお人好し加減とかを感じて、なんかいいな、という好感から恋に変わっていったという感じでしょうか。
 まあ言ってみりゃ普通のお付き合い。でも普通だから絆が弱いというわけではない。お互いしょっちゅうすれ違いながらも、傷つけてしまったりそれを悔やんだりしながらも、相手のことを想い、慈しみ、労わっている。そういう少女漫画のような初々しい関係。
 速舞とはまったく違います。お互いが唯一絶対というわけではない。可能性としてはどちらも他の人間とくっつく可能性がある。
 でも互いに互いのことをすごく大切にしていて、浮気は絶対しないし、相手が死んだりしたらすごく悲しんで少なくとも数年は恋だのなんだのって考えられないと思う。
 少なくとも相手の死後相手によく似た者を集めてハーレム作るようなことは絶対しないでしょうね、二人とも。集める人たちにも相手にも失礼だと言って。
 理性というより、彼ら二人の心の潔癖さ、気高い部分がそんなこと考えさせないのです。
 え? 速舞になにか含むところでもあるのかって? それはまた次回の話にて。

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