カップリングトークその1.豪樹×マリナ

 突然ですが、カップリングトークです。
 しかも今自サイトでやってるジャンルとは全然まったく関係なしに。
 ……え〜とですねえ……なんつーか、最近トークの更新ネタがあんまりにもないんで……日記のようにガンガン更新するつもりはないとはいえ、これではあまりに寂しいと思ったんです。
 本来ならトークには今自サイトでやってるジャンルの話をするべきだと思うんですが……なんつーか、作品で思いのたけをぶつけちゃってるからあらためて語れといわれると……語るべきことがないんですね。
 まったく全然ないというわけではないんですが、あんまり無理にひねり出した話題を話しても楽しくないし(自分が)。
 それで、自分が今までにハマったカップリングなんかをつらつらと語ってみようかなと。意味がないといえば果てしなく意味がないんですが、自分自身が全然知らない作品のでもキャラトークとかカップリングトーク読むの好きなもんで。
 もしお気に召さなかったりしたら掲示板に書き込みおねがいします。トークのリクエストなんかもね(もしあったらの話です。あったらの)。
 それと、最初に言っておきますがこれからのカップリングトークは全て自分の勝手な思いこみによる、自分にとってそのキャラとカップリングがどういうものかを自分勝手に語ったものです。このカップリングはこうでなきゃ! などと言っているわけではありませんので、念の為。
 さて! カップリングトークの栄えある(あるのか……?)第一回目は、豪樹×マリナです。
 豪樹とマリナとは、何年前だったかな、東京12チャン系列で放送していた『爆走兄弟Lets'&goMAX』というアニメに出てくるキャラクターです。
 前作にあたる『爆走兄弟Lets'&go!』の人気がかなり高かったせいか、作品の質のせいか、作品自体はさほど(同人界では)ブームになることもなく消えていった作品です。前作と同じく、ミニ四駆を巡る少年たちの熱いドラマを描いた作品なんですが……。
 自分も作品全体としては前作の方が好きだったりします。ですが、カップリングと最終回だけはMAXの方が好きなんです。MAXっていう作品もこれはこれで面白いと思ったしね。
 豪樹はミニ四駆大好きな元気少年(三頭身)。父親にミニ四駆の学校を追い出されてもさほど気にせず叔父のところでおさんどんやってるような飄々とした奴。
 そんな彼がひょんなことから出会い、ミニ四駆のレースをすることになったのがマリナという少女(五〜六頭身)。彼女は大好きな父親の影響で(つーてもこの父親がまだ小学生の娘をほっぽって行方知れずになるようなとんでもねえ親父なのですが)バトルレースと呼ばれる一緒にレースしてるミニ四駆を壊すことをよしとするレースをする外道なレーサーになっています。
 まあこの手の話のお約束としてマリナはかなり気が強いというか、癇の強いつんけんした性格なのですが、とことんあっけらかんとした性格の豪樹に(共通の敵が現れたり、豪樹の弟烈矢の影響もあったりといろいろあって)徐々に閉ざされた心を開いていきます。
 で、もうすっかり仲間になったりしてる時にマリナの親父が帰ってくるわけですよ。こいつはミニ四駆の研究者なんですが(前作にも出てた)バトルレース命! な困った親父でして、もうバトルレースから足を洗ったマリナに大会で他のミニ四駆を壊しまくって優勝しろ! と強要するわけですな。
 父親を愛しているマリナはそれに逆らえず、自分の心を押し隠して大会で暴れまわるのです。『五十一……五十二……』とか数を数えながらミニ四駆を壊すんですよ。
 そこで豪樹が叫ぶわけです。『そんな走り、お前の走りじゃない!』とね。
 ………く〜〜っ、これ! これなんですよこのカップリングの良さは。必死に辛さに耐えるマリナにひたむきに気持ちをぶつける豪樹。
 もとよりあっけらかん少年(少女でもいいけど)が閉ざされた心を開いていくというシチュエーションが好きな自分は、燃えました。かなり。孤独な少女の心にゆっくりゆっくり近付いていって、ようやくちょっと触れたかなってところでまた引き離される。それでもあきらめずに何度も何度もぶつかっていく少年! も、燃える……!
 まあいろいろあって最後にはマリナは立ち直り、豪樹(と列矢)と一緒に見事なレースをした後大会途中でリタイヤしてしまうわけですが、マリナと別れる時に豪樹がいうんですね。『じゃあマリナ、行ってくる!』と。
 実はそれまで豪樹はマリナの名前をずーっと間違えて呼んでたんです。マリコって。それが最後にこう呼ばれて、マリナは茫然と豪樹を見送るんです……ちくしょーいいなあ小学生の(あ、こいつら小学生です)お子様恋愛劇! 相手の気持ちどころか自分の気持ちさえ正確にはわからない、でもなんとなく感じる物はある。気持ちが思いきり膨れ上がって、いっぱいいっぱいになって、でもそれをどう表していいのかわからなくて……最後に、ちょっとだけなんか通じ合ったかな? ってくらいの切な〜い雰囲気がたまりませんな、こりゃ。
 でもですねー、このカップリングはっきり言ってほとんど支持されてなかったんですよ、最盛期でも。烈矢×マリナの方が人気でねー。自分としては寂しい限り。
 ともかく元気で前向き、あっけらかんとした性格の豪樹と激しい気性の裏に寂しさを秘めた少女マリナが同じ道を見つめて進んでいき、ちょっと通じ合ったりするというのは自分としてはかなり理想のカップリングでした。終わり!


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