自分的SNEリプレイ

※グループSNE(元SNEを含む)の作家の作品(およびキャラクター)にケチをつけることなどまかりならぬ! と思ってらっしゃる方はこの文章読んじゃだめです。かなり好き勝手に暴言吐いてるので。
 それと、文中に時々見られる不自然な空白は隠し文章なので当サイトの隠しページに入ったことがある(入口じゃなくて中に)方以外は反転したりしちゃいけません(つまり読みたくて隠しページに入ったことがある方は反転して読んで下さい。でも心の広い、下品な表現オッケーな方専用)。
 この注意を無視して(あるいは読まないで)この文章を読んで文句のメールや書き込みをしてきても、当方は一切相手にいたしません。
 今回(2003年1/26)の更新で、新SWリプレイの作者の方に見せても安心な二次創作が出てきました。
 自分は隠しのリプレイ小説のあとがきには書きましたがリプレイから本格的にこの世界に入った人間なので、TRPGリプレイ(特にグループSNEの)には特別な思い入れがあります。
 そこで、今回のトークではSNEのリプレイについて作家別にしゃべくってみようかと。
 はっきり言って長いんで(好き放題しゃべってますから)お時間のある方だけお付き合いくださいませ。注意書きに書いてある通りかなり暴言吐いてますけど、怒らないでね。
 トークで触れる作家さんは水野良、山本弘、清松みゆき、安田均、友野詳、秋田みやび(敬称略)の六人です。それ以外の作家さんのリプレイに関しては(単行本で出ていても買ってないので)触れていません。

 まず、水野良さんのリプレイ。
 さすが日本のTRPGリプレイの基礎を築いた方だけあって、文章もシナリオも質が高いと思います。どんなタイプのリプレイを書かせても細部までそつがありません。平均的に面白いものが書ける作家さんです。
 ですが、逆に言えばそつがないだけでこれ! という魅力に欠けています。読む者を問答無用で魅了する圧倒的な個性というものがこの人には絶対的に不足しているような気がしてなりません(これは小説にも言えることだと思います)。
 値段分は多分楽しませてくれることでしょうが、これを買わなきゃ絶対損する! と読者に思わせて財布を開かせるパンチ力に不足しているというところでしょうか。まあもちろん好みによりますけどね。
 次、山本弘さん。
 実は自分この人のリプレイから本格的にTRPGに手を出し始めました。ファンです。この人の書かれた作品は小説もリプレイもほぼ全て読んでます(『ギャラクシートリッパー美葉』は傑作だよな〜。フェブラリーももちろん面白いけど〜。個人的には一番面白いと思ったのが美葉で凄いと思ったのがフェブラリーで愛してるのがサーラかな。もちろん妖魔夜行小説のような短編も全部読んでます)。スチャラカ冒険隊シリーズは永遠の名作だと思っとります。
 でも、この人リプレイより小説書いてる方がいいと思う。
 小説でもやや全体にわざとらしさが漂ったりはしていますが(そしてそれでもこの人の書くもの好きなんですが)リプレイはその文章のわざとらしさがものすごく悪い方向へ働いている気がする。
 文章が妙に平易で。平板な感じがするのね。キャラの台詞一人一人に個性がなくて(そりゃー普通に喋ってるのにそうそう個性なんて出るわけないけどそこをわざとらしくならないよう滲み出させるのがプロの技というものでしょう)ものすごく文章がダラダラしてる気がする。
 それと戦闘の淡々としたリポート。あれすごくよくありません。読者はリポートを読みたいのではなくてリプレイを読みたいのです。会話よ会話。その会話の面白さが山本さんのリプレイにはどうも今イチ感じられないんだなあ。
 言っちゃなんだけどシナリオもそれほどすごいものって少ないし……スチャラカ冒険隊シリーズはプレイヤーの個性に大きく助けられてたんだなあと思います。『モンスターたちの交響曲』は画期的だったと思うけどね。
 だからこの人がSNEから離れたのは正解だったと思うんですが……SNEから離れた以上、『サーラの冒険』の続きはもはや絶望的ですね……。ずーっと待ってるんだけど……。ナイトブレイカーズの締めの小説も出てないしさあ……。そこんとこどうよ? 山本先生?
 清松みゆきさん。
 さすがソードワールドシステム部分の設計者だけあって見事なシナリオ&マスタリングです。TRPGのゲーム的な面白さならこの人が一番でしょう。プレイヤーとゲームマスターの腹の探り合いとかね。交渉技術の競い合いとか。
 でも、自分はこの人の書く作品個人的に嫌いです。
 なんつーかいちいち偉そうなんだもん。自分語り多いしさ。あんたもしかして読者のことバカにしてんじゃないの? って言いたくなる。文章の端々からそんな感じがするんだよねえ。プレイヤーの人に対してすらそんな節がある。基本的に自分を対人関係において上位においているような気がするんですよ。
 だからねえ。ゲーム理論がどうしたこうしたこれこれの知識がどうしたこうしたって偉そうに語られたって。そりゃすごい。でもあんたは別に偉くもなんともない、一ゲームデザイナーにすぎないんですよ、と言いたくなるんですよどうしても。
 だから自分はケイオスランド小説が途中で店頭に出なくなったとき、内心『ざまーみろ!』と思いましたね。笑いました、はっきり言って(お好きな方、すいません)。
 安田均さん。
 ……可もなく不可もなく。
 だって正直言っちゃうと印象薄いんだもん。SNEを作り上げたのは大きな功績ではありますが、リプレイ作家としての腕は大したことないと思う。
 他の作家さんの解説文とか読んでみても宣伝が露骨で文章がうまいっていう印象ありません。
 あと……D&Dリプレイ途中までしか読んでないんだよね……最後どうなったのか気になるな……。
 友野詳さん。
 リプレイで壮大なストーリーを書かせたらこの人の右に出る人はいないでしょう。すごくドラマティック。現役の設定魔なだけあって出てくる世界観もバラエティに富んでるし。当然のごとくNPCの設定もストーリーの設定もとにかく凝ってて、こちらを飽きさせません。
 でも、それが時々鼻につく。
 そりゃストーリーが凝ってるのは面白いと思うけど。TRPGはみんなで作るゲームで、あなたの作った物語をなぞるためにあるものじゃないっていうことわかってますか? と問いかけたくなることがたびたび。
 PCを友野さんが作ってるのかプレイヤーの人が作ってるのか知らないけど、どっちにしろ嫌な感じ。もし友野さんが作ってるんだとしたら、それがTRPGって言えるんですか? って思うし、プレイヤーの人が作ってるんだったらなんか潔くない。他の人が作ったキャラクターを自分のための物語に利用している感が拭えない。
 なんていうか、無理矢理予定調和にもっていこうとする感じがして嫌なんだな。TRPGのゲーム部分も美しいストーリーを作るためにこじつけてプレイヤーの人たち思う通りに動かしてさ。あなた自分ひとりで遊んでるんじゃないの? って感じ(プロなんだからそういうリプレイとしてやってるんだ! と言われるとなんにも言えないのですが……)。
 そのひとり上手っぷりは小説にも表れています。凝った設定をいっぱい作って小説にいっぱいぶちこむ。その努力は評価できる。けど設定ばっかり読まされたってこっちはちっとも楽しくない。設定っていうのはいっぱい作っても実際の作品には端々からほのみえるくらいがちょうどいいんじゃないですか? ちっともさりげなくなく設定をいっぱい出されても、ねえ。
 それにルナルとか央華封神に見られるストーリーの勧善懲悪っぷりのわざとらしさも気にくわん。悪の側にも事情があって、でも悪いことは許せないし、この悪はこういういけない事をしているから主人公の側が絶対的に正しいんですよ……っていう主人公の側の正当化がすんげーわざとらしい。そんなに念を入れて正当化されたらかえって主人公サイドの印象悪くなる。ルナルカルシファード編とかの『主人公サイドは一見ハチャメチャだけど正しい』という主張のわざとらしさは、読んでいて胸が悪くなるほどでした。
 あとシーンとシーンの間の話をいちいち地の文で長々と説明するのもやめてほしい。読んでてすごくテンポを阻害される。きちんと話の筋を通そうというのはわかるけど、それで話の流れを阻害したら小説全体の印象が悪くなっちゃうよ。さらっと流せばいいじゃん。
 それとキャラクター同士をいちいちカップリングさせるのもどうかと思うなあ。全員が幸せになるよう相手を作るというのはいいことだと思うけど、そのやり方が不自然だとはっきり言ってすっげーしらける。ルナルの小説でタッタとニートをくっつけるやり方なんかもう最悪。リプレイではあの二人くっつけーと応援してたけど、小説では必然性めちゃくちゃ薄いじゃん。キャラの心情とか話の流れを無視して自分の思う通りにもっていくのって、最低だと思うんですけど。
 『我々は設定と説教とお約束が読みたいのではなく、小説が読みたいのですよ』と言いたい、この人には。
 ちなみに、妖魔夜行小説ではこの悪いところが全部目立たなくなっているので、自分はこの人の書く妖魔夜行小説は大好きです。短編だし、話的にシビアだしでわずかな設定で大きな効果を得られるようになってると思う。『いつも見られている』には自分のツボをモロに押してもらい、個人的に特別な作品になっていただきました。
 リプレイでもね。短編主流になるし、現代が舞台だからそんなに世界観を作り込めない分発想の面白さというか、『きたきた、これだぁー!』というタイプの楽しいお約束がてんこもりで読んでてすごく楽しい。ストーリーも必ずしも予定調和じゃないし。正しいTRPGとしてとっても質の高いリプレイだと思います。新作百鬼夜翔リプレイは今本屋さんでも売ってると思うので、読んでみてください。お勧めです。
 ラスト、秋田みやびさん。
 ……大好きです。すんげー面白いと思う。
 もちろんプレイヤーのみなさんとバックアップの方々の協力あっての事だと思いますが、それでも面白いモンは面白い。プレイヤーたちとマスターのヘッポコぶりが面白くて可愛くてしょうがないです。がんばれーと応援したくなってしまう。
 『初心者だから得してるよなぁ』と思うそこのあなた。確かにそれは否定はしませんが(おい)自分は初心者なのにこれだけのものが書けるというところにむしろ注目してほしいと思う。
 はっきり言って初回からプロの仕事してます。キャラの性格付けや文章の書き方、略し方、解説所の押さえ方、ギャグの織り交ぜ方、緩急のつけ方、どれも見事と言うほかありません。マスタリングも丁寧で好感が持て、それでいてヘッポコ。もう愛さずにはいられないって感じです。
 もちろんそういうのが全部演技で本人は陰でベロを出しているという可能性もありますが、ここまで見事に騙してくれるのなら自分はもう満足です。
 現在ドラゴンマガジンで連載中ですから、みなさんぜひご一読のほどを。

 ……さて、これからはさらに暴走してリプレイキャラのファントークにいかせていただきたいと思います。
 リプレイキャラはある種生ものなわけで、演じてる人がいるわけですが、そんなこと言ったらどの作品のキャラだって作者さんの分身なわけですし。役として演じ、文章におこされている以上、リプレイキャラも立派なキャラクターだと思います。リプレイキャラを題材にした小説とかもあるしね。
 まずは、水野さんのリプレイから。
 ロードス島はリプレイよりも小説としてのイメージが強いので(それに第一部と第二部はコンプティーク連載のは見れてないし)クリスタニアのキャラで。
 まずなんつってもフィランヌですよ。魅力度18の絶世の美女、しかし性格はべらんめぇ系姐御。イラストの魅力や初の女リーダーということもあって、もー大好きですフィランヌ。
 あと、封印伝説〜のキャラではリュースが好きですね。ああいう単純バカ基本的に好きです。決めるところはびしっと決めてくれるし。
 で、リュース×リヴリア。リヴリアは単独だとちょっと毒が強すぎるキャラなんですが、リュースと絡めるともー大好きですね。
 山本さんのリプレイ。ケインですよケイン! で、ケイン×アリシアン!
 最初はユズが好きだったんですが(自分は筋力の高いキャラが大好きなので。今でもユズ好きですが)、ラストのケインの活躍っぷり。それまでがそれまでだけにギャップが最高でした。そんでアリシアンがなんのかんの言いつつフォローしてあげてるところとかもう。小説でもそれっぽい雰囲気あったしね。だからアリシアンには今後もケインを尻に敷いてほしい気満々です。文句を言いつつダメ男のフォローをしてやる女。で、たま〜に活躍するダメ男。いいなー。今では多分バルキリーも呼べるようになってるんだろうなあと思うと感慨もひとしおです。いっそスピリットウォールまでいっとくか?
 第二部では……ジールが出て来た時、キター! と思ったんですけどねぇ……ダークエルフとのハーフエルフ、不幸で性格ねじれてたけど主人公たちの優しさで心を開く少年。ビジュアルもモロ好みだったし、能力値も高かったし、イケる! と思ったんですが……第四話で思いっきりキャラ壊されちゃいましたからね……。おのれキドマン(のプレイヤーさん)……。自分この人どうもケインのプレイヤーさんがやってるように思えてしょうがないんですが。
 清松さんのリプレイ。バブリーズは基本的に好きになれません。だってどいつもこいつも性格悪げなんだもん。特にアーチーが嫌。人間至上主義者なところとか心狭いところとか偉そうなところとか(大して役に立ってもいないくせにさー)全部嫌い。
 その中ではレジィナとパラサが好きだったな。レジィナはやっぱり唯一の良心だから。パラサは……ビジュアルで。言動も可愛かったし。イラストレーターさんに感謝っていうか。グラスランナー萌えってアリだろうか。
 第四部と第五部では……ラーンかな。あの暴力的な賽の目は素敵すぎます(自分どうもラーンのプレイヤーさん秋田みやびさんに思えてしょうがないんですが)。同じLVの戦士を一撃で倒し、2LV上の+2魔剣を持った戦士をあっさり倒す……もう凄いの一言です。かっこいー。ミンクスも可愛いけどね。いつもラーンにおいしいところもっていかれるところとか。ラーンにはもうちょっとエースと絡んでほしかったな。あの記憶判定で成功してれば……。
 安田均さんはパス。印象薄いから。スコットとシルビアの二人にはイラストの力で愚直に萌えていたけど。
 友野詳さんは……まずアンディ。こいつがてんこもりな不幸を与えられ、壁にぶつかり、つまんないことでぐじぐじ悩んでいるのを見ていると……『んもー可愛い奴めこいつぅ!』と叫びながら後頭部を張り倒したくなります。あのくそ真面目で器が小さくてすぐいっぱいいっぱいになるあたりが可愛いんだなー。
 っつか、ぶっちゃけ犯したいです。綺麗なものは汚したくなるのが人間というもの。高潔なガヤンの高司祭さまが恥辱の表情を浮かべながら犯されてイっちゃったりして、言うことを聞かないと人質を殺すぞとか言われて仕方ない、仕方ないんだと言い訳しながら自分の精液舐めたり相手の咥えたり衆人監視の中で犯されたり浣腸されたり恥ずかしい言葉言わされたりして、最終的には悦楽の表情浮かべて自分から腰振ったりするようになるところを想像するとすんげえ燃えます。あ〜いたぶりたい拷問したいはずかしめたい〜!
 あとノイエ。やっぱりこういう元気な少年キャラはいいっスなー。ビジュアルも好みだし。アナルダさま一筋なところも可愛い。元不良なんだけど実は健気……こういうお約束には弱いですよー。個人的には十年ぐらい経って大人になったノイエが見てみたいですな。今でもカッコいいですが、二十代なんぼともなれば落ち着きを加えてさらにカッコよくなってくれているでしょうv
 ノイエも犯したいです。つか、アンディは一人でじっくり攻めてやりたいですがノイエはその辺のチンピラどもで輪姦したい所存。まともに戦えば1ターンで瞬殺なザコどもに辱める言葉を投げかけられながら輪姦されるノイエ。最初は射殺さんばかりの視線で周囲を睨んでいるんですが、認めたくないことにそのうちだんだん快感を感じるようになってきちゃったりして、そのことを指摘されて頬を染めたり、最後のほうになると麻痺してきちゃってぼうっとした表情になっちゃったりしてるところを想像すると、これまたすんげえ燃えます。
 他にはですね……ジーゼなんですけど、こいつ生意気ですよねー。まだ十五のクセして女第一なところもなんだかなーだし。いつも調子ぶっこいてて偉そうなところとかムカついてしょうがないですよ。
 でも、そういう奴ってすっげー屈服させたい欲をそそるんですよねえ……女大好きな助平餓鬼を薬や魔法やテクニックで男に抱かれて感じるようにさせてみたい。あの自身過剰な面がガキっぽく(だってまだ十五だし)泣き喚くさまとかすんげえ見てえ。男に抱かれて感じる、というのがジーゼにとっては最大の屈辱だと思うんですよねー。だからファンタジー世界特有の超強力な媚薬とかでまずは体から貶める。で、だんだんと薬なしでもお尻で感じちゃうように調教していくわけね。そんで快感に我を忘れて腰を振ってる時に「おまえ男に尻掘られて感じてるのか。最低の変態だな」とか「股おっぴろげてよがりやがって。ケツの穴がマラが欲しいってヒクヒクしてるぞ、この淫売が」とかすんげえ言いてえ! ……え? ラズリィ? そうですねー、ジーゼが完全に性奴隷として調教された頃に連れてこられて、ジーゼのやらしい姿とか見て興奮しちゃって言われるままにジーゼを犯す、というのでどうでしょう? もちろんジーゼを貶める下品な発言付きで。ジーゼにとっちゃすんげー屈辱だろうなー泣いちゃったりしてあー楽しい。あ、もちろん素直にジーゼ×ラズリィでできあがっちゃったりしても自分は一向にかまいません。
 妖魔夜行(or百鬼夜翔)では、自分は世界設定そのものに激しくハマり狂っているのでこれ! というキャラはいないのですが……ジョニーはすごいと思いますね。あんなに大量のしかも質の高いギャグを供給し続けられるなんて、並大抵のことじゃありません、プレイヤーさんを尊敬します(本気で言ってます)。ひかりちゃんも可愛いと思う。中一の阪神タイガースとベタなギャグ大好きな魔女っ子美少女(ハーフ)、あー可愛い。
 オーナーもいいですよねー、正体が『赤い靴の女の子』ってだけで既にキャラとして成功していると思います。銀髪美女に黒髪超美少女、しかしてその実体はヤマンバ。実は戦闘系妖怪というのは意外でした。
 風花さんもカッコいい。中性的なインド美人。麦ちゃんも優しくて可愛いし。なんか女子キャラばっかだな。でも正直百鬼では女子キャラの方がいいと思う。雷蔵さんとかも悪くはないけど、風花さんの方がストイックな感じでより魅力的だし。
 あ、妖魔でも贔屓キャラがいた。女郎蜘蛛の穂月湧ちゃん。Hな気分になると変身してしまうという設定もいいし、女郎蜘蛛のビジュアルも好き。柔道の達人で潜入から戦闘までこなせる万能型なところも魅力。それでいて現役の女子高生だし。
 湧ちゃんと言えば(自分的には)五代目村正、館輝之介。彼小説ではうさぎの穴に加わってないんですかー? ひどい。リプレイを読んだ時から自分は輝之介×湧で決めてたのに。三条院先輩と絡めばいくらでもドラマ生まれそうなのに。妖怪同士だし、見かけは美少年だけど超世間知らずな輝之介を渋々フォローする湧って感じですごくいいカップルだと思うのになあ。そういう小説書いてほしかったのに。
 あと摩耶ちゃんは……ホモ好きでオタクなところが好感が持てました。アザゼルと別れた後は腹いせにアザゼル受本作ってたりして。ていうかアザゼルと付き合い始めてからもやっぱりホモ好きなんですよね? それとなぜ摩耶ちゃんのメインジャンルは炎ミラなのか山本先生にお聞きしたい。なぜこのジャンルを選んだかを。
 なんだこれっていうキャラいないとか言いながらいっぱい語ってるじゃないか。
 秋田みやびさんの、新ソードワールドリプレイ。
 なんつってもまずイリーナ! イリーナですよ!
 筋力の高いキャラ大好きな自分としては筋力24というだけですげえ魅力的なのに(うっとりしちゃうほど)、イリーナはその特徴をフルに生かして魅力的なキャラになっている。
 最初は財力の関係で筋力よりずっと軽い武器しか持てずついにぴったりの武器を買えるという時のあの喜びようとか。必要筋力24のグレソ持ってうっとりしたりとか。で、それが錆びた時の悲しみようとか。
 ファリスの正義に従う暴走突貫娘なところとか。ファリスだけど全然嫌味じゃない(優等生的正義感じゃなくて街の平和を守る駐在さん的正義感)。「汝は邪悪なりー!」がこんなにナイスな決め台詞になろうとは。
 ダイスの目の偏り具合も魅力の一つ。コボルト相手に苦戦したりしてるくせにソードワールドリプレイ史上最大ダメージ出してみたり、ワイバーン一撃で倒してみたり。苦戦してるところはドジっ子的魅力を感じるし、強力さを見せつけるところは強いキャラに対しての憧れの情が湧くし。
 それでいてしっかり女の子してるところがもう最高に可愛い〜! パーティー内最大戦力で自分でもそれに満足してるんだけど、岩石砕きとか鋼鉄娘とか言われると傷付く乙女心も持っている。
 とんでもない戦士であると同時に、十六歳の女の子。ここがもう! たまらんのですよ!
 SNEリプレイ史上最愛のキャラかもしれません。ああもう本当にイリーナ可愛いなあ(でれでれ)。
 あとは……ノリス……は置いとくとして、エキューも好きですね。イリーナとは正反対のスピードファイター、ハードレザーの一番分厚いのが筋力ぴったり、という軽戦士。そんで男精霊使いという能力値と技能の見事な釣り合い。今までにないキャラだと思います。
 冷静なツッコミや鋭い戦術眼の持ち主なところも好き。あとビジュアルがすごい好きなんだよねー。十六歳の人間男子というところもポイント高いし。エルフマニアというのはいただけませんが。
 実を言うと自分、エキューがイリーナを好きになってくれないかなーとか思ったのですよ。エキューがエルフ以外に興味がないのは承知していますが……ビジュアル的に。
 はっきり言っちゃうと自分はイリーナのコイバナが読みたいんです。あの暴走正義鋼鉄娘がほのかな恋のときめきを感じたりするところが見たい〜! さぞ可愛かろうて……でもリプレイではまずやってくれないだろうし、第一そういう話をホイホイしちゃったらわざとらしくなって秋田みやびさんのリプレイの魅力が損なわれてしまう。
 だからその思いが今回のような作品に凝結したわけです。イリーナは可愛いんだ! と主張したいだけの作品のような気もします。ヒースがかなり幼い頃にファンの街にやってきてたことにしてますし(でないと幼馴染って感じがしないんだもん)、他にもいろいろと捏造してます。エキュー×イリーナを諦められなかったテイストがちょっと入ってますし。……でも、とりあえず、自己満足。

 いや〜本当に長々語ってしまいました……いろいろ言いましたがSNEのリプレイは総じて質が高く、どのリプレイを読んでも大抵の人は楽しめると保証します。
 TRPGに全然興味のない方でも、読み物としても面白いですから、いっぺん読んでみるといいと思いますよ。

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