登場人物紹介(二年春〜)

 秋月 文久(あきづき ふみひさ)
  主人公。二年B組の担任で、古文担当。
  良かれと思ったことが、全部裏目に出てしまう難儀な性格の持ち主。
  後藤を好きだが、過去の経験から上手くそれを表現できずに、悩む日々を送る。

 後藤 真之(ごとう まさゆき)
  二年A組の生徒。通称「マサ」。
  マイペースながらも一途に、秋月に好意を寄せる。秋月とは微妙な関係。
  体調を崩していたが、少しずつ元に戻っている。何か隠し事をしているようだ。

 倉内 静(くらうち しずか)
  二年A組の生徒。図書委員。
  後藤とは軽口を叩き合う仲で、周囲にはつきあっていると誤解されている。
  司書の陣内に恋をしているものの、相手にされていない。

 羽柴 綾(はしば りょう)
  二年E組の生徒。後藤の親友で、倉内も含め、よく三人で一緒にいる。
  友達想いの優しい性格で、明るいムードメイカー。

 長谷川 庸一(はせがわ よういち)
  秋月の同僚で、二年E組の担任。数学担当。
  初恋のトラウマを持ち、秋月と後藤に対して、複雑な感情を抱いている。

  ***

 志賀 京介(しが きょうすけ)
  二年B組の生徒。面影が、秋月の元恋人・志賀令治に酷似している。
  秋月に近づく真意は、一体どこにあるのか。

 志賀 令治(しが れいじ)
  秋月の元恋人。サディストで、秋月を監禁していたこともある。
  精神的にも肉体的にも、秋月に消えない傷を負わせた。

 神崎 洋生(かんざき ひろお)
  秋月の親友。高校時代からのくされ縁。
  心配をかけたくないという考えから、秋月はしばらく連絡を取っていない。

 芝木 一生(しばき かずお)
  秋月の同僚で、二年A組の担任。歴史担当。
  爽やかな性格で、サッカー部の顧問。秋月とは一番仲が良い。

 陣内 貴志(じんない たかし)
  27歳、司書。喰えない性格。
  芝木とは飲み友達で、自分を慕う倉内のことは可愛がっている。