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2016年10月19日 『無人島に生きる十六人』

著者:須川 邦彦

・・・まぁまだ読み終わっていないのである。ミスドで読んでいたら、ビートルズのライブが流れていてですね、
あの「あい、ふぃーる、ふぁいん!!」「ぎゃああああああ!!」という・・・・・・
そっちを聞いてしまうのね。古い本だからね( ^▽^)ガハハ!

明治31年に船が難破して、そこから生還した人・・・・・・が教官になり、
その体験談を聞いた実習生が、文章にしたもの、だそうな。

『少年クラブ』という雑誌に、昭和十六年に掲載されたものらしい。
児童雑誌のものを、いまさらありがたがって読んでるおいらもアレだが・・・・・・おとんにチラと話を振ったら、
「そんな大昔の本じゃ、嘘ばっかりだろう」と言う。おとんは昭和十八年生まれである。

船が難破して、とりあえず溺れずに全員が助かった時、だいぶはしょるが(^ω^ )、
船長が「日本の海員には、絶望ということは、ないのだ」と言う。

『智慧の実を食べよう。』という、講演をまとめた本で読んだことで、
藤田元司という、巨人の監督をやったらしい人が言うには、「言葉は人を生かしもするし殺しもする」だそうな。

船長はほかにも、これから何年暮らすかわからないので、船員達にネガティブな感情が走ると困る、
だからこごとは言わないことにした、気持ちよく過ごすことが必要だ、というようなことも考えたらしい。
おいらはおとんと現役時代がだいぶ違うので、嘘というものが新鮮なのかもしれない。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

読んでいると、ところどころで「正覚坊」というのが出てくる。ウミガメのことらしいのだが、
グーグル君に訊いてみたらやはりウミガメだった(^ω^ )
ウミガメというのは酒を飲むらしい。ほんまかいな。

『正覚坊』というタイトルで、青空文庫のページを発見する。つい読む。
酒飲みで独り者の漁師がいて、ある嵐の日、デカイ正覚坊がウチへ入ってきたという。
一緒に酒を飲んでるうちに仲良くなり、一つ布団で寝て、その正覚坊とは毎晩酒を酌み交わす仲になったとか。
漫画にしたらほのぼのしてて良さそうだなぁ~、などと思いつつ読んでいたが、
ウミガメに「うんうん」などと頷かせたりしており、立派な古典ではなさげな雰囲気( ^▽^)ガハハ!

作者の「豊島与志雄」で画像検索してみると、なぜか太宰治が出てくる。
またwikipedia君に頼ってしまったのだが( ^▽^)ガハハ!、『レ・ミゼラブル』というやつを翻訳して儲かった人らしい。
創作はイマイチだったが・・・的なことが書いてある。太宰治とは仲が良かったんだそうな。

・・・・・・横道だが・・・・・・
小学校の図書館に『ああ無情』という本があり、チラッと読んだがやめてしまった。
あれは誰の翻訳だったのか・・・とグーグル君に訊いてみたら(^。^)、どうも表紙の感じからして、
「喜多謙」という人だったようだ。あの本、古そうだったなー・・・・・・

ついでに、芥川龍之介という人の『豊島与志雄について』みたいな文章も出てきた。
何やらとりとめのない内容なのだが、さすがに文章が上手いのう。いいかげんなオチで笑える。

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