扉は、すぐ広い台所に通じていて、そこはもうもうたる煙で、端から端まで燻っています。公爵夫人は、中央の三脚椅子に坐って、赤ん坊をあやしておられました。料理人が一人かまどの上にかがみ込んで、スープのいっぱい入っているらしい大なべをかき混ぜています。「スープにこしょうを入れすぎよ」アリスは、こしょうの混じった煙にむせて、こう独り言を言うのが精一杯。 |
1、じゃがいもと玉ねぎを、スープストックと共になべに入れ、充分柔らかくなるまで煮よう。 2、柔らかくなったじゃがいもと玉ねぎを裏ごししてから、なべに戻す。 3、スープが煮立ってくるまで煮る。 4、クレソンのみじん切りを少し飾り用にとっておき、残りを3に加え、さらに15分ほど煮る。 5、ひきたてのこしょうをたっぷり使って味をつけるのだけれど、あまり入れすぎないように。 6、好みの塩味をつける。 7、熱いスープを食卓に出したかったら、ここで生クリームを加えて、ゆっくり混ぜよう。 8、冷たいのを出したいなら、食卓へ出す寸前に生クリームをかけよう。 9、みじん切りにしたクレソンを散らす。 |